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人事部コラム

食育ってどんなもの?食について考えてみよう!

4月19日、そして毎月19日は食育の日です。
最近よく聞かれるようになった「食育」。食育は子供向けというイメージがありますが、食に関して正しい知識を持つことは、大人にとっても大切なことです。私たちの体は、私たちが口にするものでできています。いつまでも元気で美味しいものが食べられるように、食育について考えてみましょう。

目次
・食育ってどんなもの?
・食育で学べること
・家庭における6つの「こ食」
・健康的な食生活を実践しよう

 

食育ってどんなもの?

農林水産省では、食育を以下のように定義しています。

食育は、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり 、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることです。
(引用:農林水産省「食育の推進」

2005年、食育の基本的な理念を示した「食育基本法」が制定され、2006年には「食育推進基本計画」が制定されました。
昨今、朝食の欠食や孤食、肥満ややせすぎなど、食を取り巻くさまざまな問題が浮き彫りとなっています。こうした課題を解決するためにも、正しい食の知識を身に付け、食を通じて健康状態や体力の向上を図ることが、食育の目的となります。

食育で学べること

食育を通して、以下のようなことを学びます。

・栄養バランスよく食べること
・食事のマナーなどの社会性
・食事の重要性や心身の健康
・食べ物を大事にする感謝の心
・安全や品質など食品を選択する能力
・地域の産物や歴史など食文化の理解など

一度身に付いた食習慣を改めることはなかなか困難です。子供の頃から正しい食に対する知識、正しい食習慣を身に付けることで、生活習慣病の予防にもつながります。
また、栄養や食習慣だけではなく、食全体に対する興味を育てること、作り手や生産者への感謝の思いなど、食に関わるさまざまなことを学ぶことも大切です。

家庭における6つの「こ食」

近年、家庭内での「こ食」が問題視されています。

➀孤食

家族が不在で、一人で食事することです。好き嫌いを注意してくれる人がいないため、偏食や栄養不足の恐れがあります。また、食事中の会話や、食事のマナーも注意されることがないため、社会性が身に付きにくくなるとも言われています。

②個食

家族が揃っているのに、それぞれがバラバラに好きなものを食べることです。好きなものだけ食べるので栄養が偏り、好き嫌いを増やすことになります。また、味を共感することでのコミュニケーションが生まれず、協調性に欠ける恐れがあります。

③固食

自分の好きな決まったものしか食べないことです。特定の食品ばかりたべていると栄養が偏り、肥満や生活習慣病を引き起こす原因にもなります。

④粉食

パンやピザ、麺類などの小麦粉を使った主食ばかり食べることです。米食と比べるとカロリーも高く、おかずも脂肪などが多くなり、栄養も偏りがちです。また、粉製品は柔らかく咀嚼回数も減るため、咀嚼力が低下します。

⑤小食

ダイエットや食欲がない等の理由で、少しの量しか食べないことです。小食が続くと、必要な栄養が足りなくなり、抵抗力が落ちるだけではなく、気力も低下してしまいます。

⑥濃食

加工食品などの濃い味付けのものばかり食べることです。塩分や糖分の過剰摂取、カロリー過多等によりさまざまな病気の原因になります。また、味覚そのものも鈍ってしまいます。

健康的な食生活を実践しよう

① 栄養バランスを考えよう

食事を作ったり、選んだりするときは主食、主菜、副菜を組み合わせ、栄養バランスを意識してみましょう。栄養バランスの良い食習慣の人は、そうでない人と比較すると死亡リスクが低いことが報告されています。私たちが日常口にしている和食は、まさに理想の献立と言えます。
主食にはエネルギー源になる炭水化物(糖質)を含むご飯、主菜には体をつくる材料となるタンパク質を含む肉や魚、卵、大豆、副菜・汁物には体の調子を整えるビタミンやミネラル、食物繊維を含む野菜や海藻が使われるのが一般的です。
それぞれの栄養素の働きはそれぞれ異なるため、偏らずにとることが大切です。

② 朝食を摂り、規則正しい食事をしよう

現在、朝食を摂らない人が増えています。しかし、朝食は1日の元気の源です。朝食を食べることで、寝ている間に低下した体温が上昇し、体が活動の準備を始めます。
毎朝朝食を食べる子供は、学力調査の正答率や体力テストの点数が高い傾向にあるという調査結果も報告されています。
また、規則正しく3食食べることも大切です。食事の間隔が短くなったり、間があきすぎたりすると、血糖値が急上昇して中性脂肪が増えやすくなります。また、毎日決まった時間に食事をとることで体内時計が整い、自律神経のバランスも整います。

③ しっかり噛んで食べよう

しっかり噛むことは消化の働きを助け、胃腸の負担を軽減します。また噛むことによって満腹中枢が活性化し、食べ過ぎを防ぐことができます。ひと口30回を目安にゆっくり食べる習慣を身につけましょう。

まとめ

食は、私たちの生活にとって大変重要なものです。忙しい現代社会では、大人も朝食を食べなかったり、お菓子を食事代わりにしたり、コンビニ食やファストフードばかりになってしまったりという方も多いと思います。
一食一食が私たちの体を作っていることを意識し、改めて食について考えてみてはいかがでしょうか。