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人事部コラム

SDGsについて考えてみよう

SDGsとは、持続可能な世界を実現するための、2030年までに達成する国際的な開発目標です。
(過去コラム:今さら聞けない「SDGs」とは?私たちにできること
3月17日は、「み(3)んなでSDGsの『17』の目標を考えよう」ということから、「みんなで考えるSDGsの日」として2020年に制定されました。
前回はSDGsの概要をご紹介しましたが、今回はSDGsの17の目標について、身近な例を挙げながら詳しくご紹介いたします。

目次
・17のゴールってどんなもの?
・まとめ

 

17のゴールってどんなもの?

SDGsは、17の目標で構成されています。目標の一つ一つを詳しく見ていきましょう。

◆目標1 貧困をなくそう

あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせます。全世界では今でも8億人以上が、 1日1ドル25セント(約百数十円)未満で生活することを余儀なくされています。
途上国だけではなく日本でも子供の貧困が問題となっています。経済的困窮を理由に教育や体験の機会に恵まれず、さまざまな面で不利な状況に置かれてしまう傾向にあります。

出典:国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所HP

◆目標2 飢餓をゼロに

飢餓を終わらせ、食料安全保障および栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進します。
国連の発表によると、世界人口の1割にあたる約8億人が、飢えに苦しんでいます。
また日本では、年間612万トンもの食品が廃棄されています。食品ロスの放置は将来の飢餓人口増加にもつながります。

 

◆目標3 すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進します。基本的な医療サービスを受けられない人が、世界の人口の半分である36億5,000万人います。病気になっても適切な治療や予防接種を受けられないため、多くの人が病気で亡くなっている状況です。
現在の新型コロナも含め、すべての人が適切な医療サービスを受けられ、医療格差がなくなることを目指しています。

出典:世界銀行プレスリリース

◆目標4 質の高い教育をみんなに

すべての人に公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進します。世界で学校に通えていない5歳から17歳の子供の数は、3億300万人。
もし、低所得の国の全ての学生が基礎的な教育を受けることができたら、1億7千人が貧困から抜け出すことができると言われています。

出典:ユニセフプレスリリース/世界の就学状況報告書発表

 

◆目標5 ジェンダー平等を実現しよう

全ての女性と女児に対して、あらゆる差別をなくすことを目標としています。
貧困・教育・暴力・児童婚・病気など、途上国の女性を取り巻く多くの問題は、ジェンダーが起因する不平等が背景にあります。女性が差別なく社会進出できれば、様々な問題が改善されると言われています。
また、先進国であってもジェンダー格差は存在し、課題となっています。

 

◆目標6 安全な水とトイレを世界中に

すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を目指します。約22億人が安全に管理された飲み水を入手できず、衛生的に管理されたトイレを利用できない人は約42億人です。不衛生な環境により下痢疾患で亡くなる子ども(5歳未満時)の数は、年間約30万人にのぼります。

出典:ユニセフプレスリリース/ユニセフとWHO共同監査報告書発表

 

◆目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに

電気やガスは私たちの生活に必要不可欠なものとなっており、将来エネルギー資源の供給が追い付かなくなることが懸念されています。また、現在の化石燃料を使用した発電は、地球温暖化を加速させる原因にもなっています。
それぞれの課題を解決するために、持続可能な再生可能エネルギーの活用が求められています。

 

◆目標8 働きがいも経済成長も

全ての人がディーセント・ワーク(働きがいがあり、社会保障が与えられ、十分な収入を得ることができる、人間らしい仕事)に就くことを目標としています。
日本では、過度の長時間労働が問題とされています。世界中の人々が幸せに働きながら、経済を発展させることが大切です。

 

◆目標9 産業と技術革新の基盤を作ろう

途上国の基礎インフラの整備、国内での技術開発の実現のための支援を強化します。
また、災害が起こってもすぐに復興できる、強靭なインフラ開発を促進していきます。
そして大量生産、大量消費型の今までの経済活動を改め、環境を犠牲にしない持続可能な産業の発展、イノベーションの推進を図ります。

 

◆目標10 国や人の不平等をなくそう

私たちは生まれる国や性別などは選ぶことができません。
不平等は、人だけでなく国にも起こります。また、先進国と開発途上国の間にも大きな格差があります。
すべての人が社会的、経済的、政治的、経済的に平等となるような社会を目指します。

 

 

◆目標11 住み続けられるまちづくりを

安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能な都市および人間居住を実現します。弱い立場の人が取り残されないようサービスを整備し、気候変動、災害への対策を取り、すべての人にとって安全で住みやすい街づくりを目指します。

 

 

◆目標12 つくる責任つかう責任

持続可能な生産消費形態を確保します。今までのような大量生産、大量消費、大量廃棄ではなく、適切な資源で適切な量を生産し、適量の使用や3R(リデュース、リサイクル、リユース)を通して廃棄物を減らします。

 

 

◆目標13 気候変動に具体的な対策を

人々の活動によって二酸化炭素などが多く排出され、地球の温暖化、海面水位の上昇、異常気象の発生が問題になってきています。
2015年にパリ協定で採択された『世界共通の長期目標として2℃目標の設定。1.5℃に抑える努力を追求すること』の実現を目指します。

 

 

◆目標14 海の豊かさを守ろう

生活ゴミにより、海洋環境が悪化していることが問題となっています。気候変動や海洋資源の乱獲により、生態系が崩壊する危険にさらされています。生物多様性を守るためにも、海洋資源を適切に管理し、持続可能な形で利用することを目指しています。

 

 

◆目標15 陸のゆたかさを守ろう

毎年1,300万ヘクタールの森林が失われています。森林が減ることで生物の多様性も失われ、地球上では年間4万種もの生物が絶滅しています。
生物多様性を守り食料や資源を安定して供給できるよう、森林や耕作地の持続可能な管理と自然環境の回復を推進することを目指しています。

 

◆目標16 平和と公正をすべての人へ

持続可能な社会を目指す上で、平和と安定、人権と法の支配は重要です。不安定した社会を持続するために平和で包摂的な社会を促進し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築することを目指しています。

 

 

◆目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

この16の目標を達成するためには、世界中の人々が手を取り合う必要があります。
持続可能な社会を構築するため、世界中の人々がパートナーシップをより強固にし、世界が団結して目標に向かって行くことを目指しています。

 

 

まとめ

SDGsと言うと、難しいイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。しかし、一つ一つを読み解いていくと、私たちの身近な生活にも大きく関わりがあります。
この地球を持続可能なものにしていくために、世界規模で物事を考え、行動していくことが大きな一歩になります。