人事部コラム | 『タツミ訪問看護』採用サイト

0120-323-0740120-323-074

ホームページからの
エントリー ~ ご入社特典

QUOカードプレゼント!

  • タツミ訪問看護 facebook
  • タツミ訪問看護 twitter
  • タツミ訪問看護 instagram
  • タツミ訪問看護 youtube

人事部コラム

今年の十五夜はいつ?お月見の由来や風習について

十五夜と言えば日本の秋の風物詩です。お団子やススキを飾り、お月見を楽しむのはこの忙しない現代の中で贅沢な時間ともいえるかもしれません。
なぜ十五夜にはお月見をするのかご存じですか?今回は十五夜についてご紹介します。

目次
・今年の十五夜はいつ?
・十五夜の由来
・十五夜のお供え物
・十三夜、十日夜とは?
・秋の月が綺麗な理由

 

今年の十五夜はいつ?

2023年の十五夜は9月29日(土)です。本来十五夜とは、旧暦の毎月15日の夜のことを指します。新月から満月となる月の満ち欠けの周期はほぼ15日周期で、旧暦では新月を1日としており、15日が満月にあたります。そのため十五夜は毎月あるのですが、なかでも旧暦の8月である「中秋」には、月がもっとも明るく美しく見えると言われ、旧暦8月15日の月を「中秋の名月」と呼んでお月見をするようになりました。一般的には、この中秋の名月のことを「十五夜」と言います。

なお、月の満ち欠けの周期は一定ではないため、十五夜は必ずしも満月になるとは限りません。今年は満月を楽しむことができますが、その後満月になる十五夜は2030年と言われています。

十五夜の由来

日本では太古の昔から月は神聖視されていました。古くには縄文時代から月を愛でる風習があったと言われています。
平安時代に月見の宴の風習が中国から伝わると、日本の貴族の間で広まりました。当時のお月見はお酒を楽しみながら、船の上で詩歌や管弦に親しむ高貴な催しでした。貴族たちは空を見上げて月を眺めるのではなく、水面や盃の酒に映った月を楽しんでいたそうです。
庶民が十五夜を楽しむようになったのは江戸時代。月を鑑賞するだけでなく、農作物の豊作祈願、収穫への感謝の意味が込められていました。現在のように月見団子とススキを飾るようになったのは江戸時代後期と言われています。

十五夜のお供え物

十五夜には月にお供え物をします。どんなものをお供えするのかご紹介します。

月見団子

お月見といえば月見団子。収穫物であるお米を使って団子にし、農作物の豊作を祈る意味が込められています。十五にちなんで一寸五分(約4.5cm)の大きさの丸いだんごを作ると縁起が良いとされていました。ただし、ピンポン玉のような真ん丸は死者の枕元に供える「枕だんご」に通じるため、ほんの少しつぶすとよいといわれています。数も十五にちなみ15個お供えします。

ススキ

ススキもお供え物の一つです。ススキは、月の神さまをお招きする依り代(よりしろ)としてお供えをします。本来は稲穂でしたが、十五夜の時期には稲穂がないことから、次第に形が似ているススキが使われるようになりました。またススキは魔除けの効果があると言われており、災いや邪気を遠ざけ豊作を願う意味も込められています。

豊作物

十五夜は、別名「芋名月(いもめいげつ)」とも言います。秋の収穫物である里芋をお供えする風習からこう呼ばれるようになりました。里芋をお供えするのには、芋類の収穫を祝い、収穫に感謝する意味が込められています。これは、米ではなく里芋などの芋類が主食として食べられていた頃の名残なのだそうです。

十三夜、十日夜(とおかんや)とは?

お月見といえば十五夜が定番ですが、十三夜、十日夜(とおかんや)という風習もあります。

十三夜とは?

十三夜とは、旧暦9月13日のお月見のことで、旧暦8月15日の十五夜の後に巡ってくる十三夜をさします。そのため、毎年日付が変化します。2023年の十三夜は10月27日(金)です。
十三夜は十五夜に次いで美しい名月だといわれているため、中秋の名月(十五夜)から約1カ月後に巡ってくる十三夜のお月見を昔から大切にしていました。十五夜または十三夜のどちらか一方しか見ないことを「片見月」「片月見」と呼び、縁起が悪いこととされています。また、十三夜は栗や豆の収穫祝いでもあるため、別名「栗名月」「豆名月」といい、月見団子とともに栗や豆を供えて食べる風習があります。

十日夜(とおかんや)とは?

十日夜とは、旧暦10月10日に行われる収穫祭で、東日本を中心に行われています。2023年の十日夜は11月22日(水)です。お月見がメインの行事ではないため、新暦の11月10日に行う地域もあります。
内容は地方によってさまざまですが、稲の刈り取りが終わって田の神様が山に帰る日とされているため、稲の茎を束ねた「わら鉄砲」で地面を叩きながら唱えごとをして地面の神を励まし、作物にいたずらをするモグラを追い払います。
また、「かかしあげ」といって田んぼを見守ってくれたかかしにお団子(またはお餅)や収穫物をお供え、かかしと一緒にお月見をする地方もあります。
昔から十五夜、十三夜、十日夜の3日間が晴れてお月見ができると縁起が良いとされています。

まとめ

今年は満月の十五夜です。お団子とススキを用意して、月をゆっくり眺めてみてはいかがでしょうか。