人事部コラム | 『タツミ訪問看護』採用サイト

0120-323-0740120-323-074

ホームページからの
エントリー ~ ご入社特典

QUOカードプレゼント!

  • タツミ訪問看護 facebook
  • タツミ訪問看護 twitter
  • タツミ訪問看護 instagram
  • タツミ訪問看護 youtube

人事部コラム

赤十字について知っていますか?5月8日は世界赤十字デー

5月8日は世界赤十字デーです。赤十字といえば、白地に赤い十字のマークが有名ですね。
実際赤十字というのはどのような組織かご存じでしょうか?由来や成り立ちについて考えてみましょう。

 

国際赤十字の成り立ち

“スイス人の実業家アンリー・デュナンは1859年イタリア統一戦争の激戦地ソルフェリーノで負傷者を手当したことをきっかけに、苦しむ人は敵味方の区別なく手当するべきだと訴えました。
「傷ついた兵士はもはや兵士ではない、人間である。人間同士としてその尊い生命は救われなければならない」
ジュネーブに戻ったデュナンは、この戦闘の模様を『ソルフェリーノの思い出』に著し、この中で国際的な救護団体の必要性について訴えました。この本はヨーロッパ各国に大きな反響を呼び、1864年に国際赤十字組織が誕生しました。”
日本赤十字社:国際赤十字の成り立ちより引用)
現在、世界の赤十字社・赤新月社は192の国と地域に広がっています。

赤十字マークの秘密

“赤十字マークは、戦争や紛争などで傷ついた人びとと、その人たちを救護する軍の衛生部隊や赤十字の救護員・施設等を保護するためのマークです。
紛争地域等で「赤十字マーク」を掲げている病院や救護員などには、絶対に攻撃を加えてはならないと国際法や国内法で厳格に定められています。つまり、赤十字マークは、いざという時にわれわれ国民一人ひとりを守るマークなのです。
ちなみに、赤十字マークの配色は、赤十字の創設者アンリー・デュナンの祖国であるスイスに敬意を表して、スイス国旗の配色を逆にしたものが基になっています。”
日本赤十字社:赤十字マークの意味と約束事より引用)

赤十字デーの由来

アンリ―・デュナンの功績を称え、1948年の第20回赤十字社連盟理事会にて、彼の誕生日である5月8日を「世界赤十字デー (World Red Cross Day)」とすることが決定されました。赤十字デーは活動の原点に立ち返ることを目的としています。

創立者アンリ―・デュナンの生涯

1828年5月8日
ジュネーブの名の知れた旧家の5人兄弟の長男として生まれる。父は政治・経済界の名士で、母は福祉活動に熱心であり、博愛と信仰に満ちた環境で子供を育てた。
1859年
旅行者としてソルフェリーノへ向かった際に、おびただしい数の負傷者たちを目の当たりにし、不眠不休の救護活動にあたる。ジュネーブに戻り「負傷兵救護」問題を国際的に解決しようと努力を開始。
1862年
ソルフェリーノでの体験を書いた『ソルフェリーノの思い出』を出版。国内外に大反響を呼び、協力者達と力を合わせジュネーブ条約の推進、赤十字の創設に尽力した。
1869年
裁判により破産宣告を受け、ジュネーブを去る。以降20年消息を絶つ。その後赤十字は拡大していったが、デュナン自身は活動から身を引き、世間からも忘れられていった。この間は浮浪者同然の生活をしていたと言われている。
1887年
健康を損なったデュナンがスイス東北部のハイデンに現れ、ハイデンの赤十字社創設に深く関わった。その後1892年から死去するまで、病院長アルテル博士の世話でハイデンの公立病院の一室を住居とする。晩年はここで執筆活動を行った。
1895年
スイス東部の新聞記者が掲載した記事により、デュナンの功績が再び脚光を浴びる。
1901年
第一回ノーベル平和賞を受賞。賞金は赤十字社に寄付された。
1910年10月30日
82歳でスイスのハイデンにて生涯を閉じる。
赤十字の父・アンリ―・デュナンウィキペディアより引用)

赤十字デーのイベント

世界赤十字デーには世界各国で赤十字に関連するイベントが行われています。日本赤十字社では、赤十字運動への理解を深めることを目的とし、5月8日を中心に全国のランドマーク施設や歴史的建造物を赤十字のシンボルカラーである赤い光で照らす「レッドライトプロジェクト」を実施しています。
神奈川県では以下の施設での実施が予定されています。

・横浜市開港記念会館(横浜市中区):4月30日(金)~5月9日(日)
・コスモクロック21(横浜市中区):5月8日(土)

その他、毎年パネル展示やPR活動、募金活動や健康イベントなどが各所で行われています。

日本の赤十字のはじまり

日本赤十字社の前身は、1877年(明治10年)の西南戦争の最中に設立された「博愛社」という救護団体です。
創立者である佐野常民は大阪で緒方洪庵より医術を学び、「身分に関係なく患者は平等に診るもの」と教えられました。
その後佐賀藩士としてパリ万博の派遣団に加わり、「敵味方の区別なく救う」という赤十字精神に感動し、西南戦争の最中に博愛社を設立します。
その後日本政府がジュネーブ条約(赤十字条約)加入後、翌年1887年(明治20年)に日本赤十字社に改称され、世界で19番目の赤十字社として正式に認められました。

新型コロナウイルスに関する活動

日本赤十字社では全国の赤十字病院を中心に、新型コロナウイルス感染症の治療、および感染拡大防止対策の活動に取り組んでいます。また、コロナまん延下での災害救護や教育現場での啓発など、活動内容は多岐にわたっております。
日本赤十字社新型コロナウイルス感染症に対する活動報告

まとめ

日本赤十字社では、5月8日の赤十字デーだけではなく5月を赤十字運動月間としています。感染症や災害と隣り合わせの今、赤十字社の活動について考えてみるのはいかがでしょうか。
赤十字運動月間特設サイト