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2021.01.28前回の続きです。

前回の続きで、今回のブログではパルスオキシメーターの数値について書いていきます。

 

酸素飽和度の正常値は96%以上、95%未満は呼吸不全の疑いがあると言われています。

当事業所でも、リハビリや看護師が介入する前に測定を行いますが、やはり数値は気になるところですよね。

では、からだは元気なのに、数値だけ95%以下に低下している場合はどうでしょうか。

もしかしたら、コロナに感染しているのでは?と心配になるかと思います。

 

そういった時は焦らず、手先が冷えていると十分に測定が行えないため、パルスオキシメーターを長めに着けてみることや、酸素飽和度の他にも、体温と脈拍も合わせて測定をすると良いと言われています。

 

体温が普段より1℃上昇する毎に、心配数が20回/分以上増加している場合は細菌感染症、もしくはウイルス感染症の疑いがあります。

 

これは、デルタ心拍数20ルールと呼ばれている測定方法です。

 

例を挙げてみましょう。

 

普段の体温が36.5℃、心拍数が70回/分のAさん。

今日は熱が高く、37.5℃、心拍数は80回/分と亢進しています。

 

この場合は、心拍数が普段より10回/分、体温が1.0℃上昇しています。

これを、以下の計算式に当てはめます。

 

上昇した心拍数÷上昇した体温=20以上で細菌、ウイルス感染

 

Aさんの場合は10÷1.0=10となるので、細菌感染症、もしくはウイルス感染の疑いはありません。

このように、日頃から体温、脈拍を測定し、自分の平均値を知っておくと、酸素飽和度が十分に測れなかった時でも合わせて状態を観察出来ます。

数値だけに惑わされないという事は、今ある生活を守っていく、今後に発展させていく上でも大切になる事かと思います。

 

以上、今日は酸素飽和度と、その数値の考え方について書きました。

まだまだ、大変な状況が続くかと思いますが、少しでも不安に打ち勝てるような事を、これからも発信していきます。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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