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2018.09.04第3回健康教室を開催してきました!

 

大和事業所です。

8月25日にあかり食堂さんにて、第3回目の健康教室を開催してきました。

第1回目は筋トレを切り口に、「力の出せる身体づくり」について、第2回目は「言葉」や自身の「思考の癖」が身体に及ぼす影響についてお話し、“予防”という言葉の持つ意味合いをご説明した上で、転倒予防対策を紹介させて頂きました。

今回は、元気に暮らすためのポイントをテーマに、「人との繋がり」や人集う「場」の持つ力についてお話しました。

まずはじめに健康と元気の違いについて、参加者全員に考えて頂き、意見交換をしました。

両者は同義語のように扱われることも多く、それらの違いを考えたことがないという参加者もいらっしゃいましたが、少し時間を設けて考える事でさまざまな意見が出てきました。

 

健康とは病院の検査で異常がない状態。健康は体の状態の事で、元気は心の状態の事。元気な人は笑顔でいきいきしている。やりたい事に没頭している。等々。

 

話を聞いていると、表現は異なっても、同じような意見が多く、私が想像していたよりも共通のニュアンスを持っているのだということがわかりました。

両者の違いを脳の働きという観点からみると、健康とは病気や怪我に対する予防的な考え方であり、それは人間ならではの考える力や判断する能力があるからこそできることです。一方で元気な状態を想像してみると、やりたい事に夢中になっていたり、ご友人や家族との交流を通して笑顔で溢れるようないきいきとした状態が思い浮かびます。そのような状態のときは思考や判断といった脳の働きではなく、情動を司る領域が刺激されます。また、他者との交流を通した「楽しい」「嬉しい」という感情がさまざまな意欲を生み出すということをお話しました。

ということで、今回は体操や運動ではなく、情動を刺激するような皆で力を合わせて1つの事に取り組むという要素を取り入れたワークを考えました。ストローを使ったゲームや我々の顔面をカラーコピーして作った福笑いなどを行いました。簡 単そうで難しかったり、懐かしさもあり、終始大盛り上がりで、大幅に予定時間をオーバーしてしまいました。

      

ワークを行う前後で体幹の可動域をチェックすると、身体の状態が変化している事に驚いている方がたくさんいらっしゃいました。こうした人との交流が直接的に身体に良い影響を与えているという事をご自身の身体を通して感じて頂けたことと思います。社会的交流を持つことの意味を、概論としてではなく実感として理解して頂けたことは今回の講座の非常に重要な部分であったと思います。

終了後に早速、健康教室の講師依頼があり、今後の活動へと繋がるお声も頂けました。杖を忘れて帰る方、それを笑いながら大きな声で注意する方など、満面の笑みで帰っていく参加者の方々の顔を見て、企画や準備の大変さもありましたが、開催して良かったと思いました。

あかり食堂さんと共催で、4月から定期的に地域住民の方々に向けて健康教室を開催してきました。当初の予定通り、3部作の健康教室となっており今回で一区切りとなりますが、3回実施して終了とせず、今回集まって下さった皆様に向けて、これからも健康教室を開いていけたらと考えています。

また、「安心して暮らせる街づくり」に向け、この健康教室をさらに多くの方々に聞いて頂けるように周知活動を行っていきたいと思います。健康教室の依頼等ございましたら、是非ともお声掛けいただければと思います。

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