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2018.01.05大和市訪問看護ステーション連絡会に参加してきました!
新年明けましておめでとうございます!
大和事業所の理学療法士の浅野です(^^)!
昨年は居宅介護支援事業所や地域包括支援センターの方々に大変お世話になりました。
訪問看護や訪問リハビリで関わらせて頂く以外に、研修会などで交流させて頂き学びの多い1年となりました。
今年はいろいろ変化のある年になると思いますが、昨年同様に地域活動も行いつつ大和事業所は頑張っていきたいと思っています!
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
昨年12月21日に、大和市訪問看護ステーション連絡会に管理者の佐治と参加し「訪問医の現状について」の講演を聞いてきました!
講演して下さった先生は大和市で在宅訪問診療を中心に行っている、やまとサンクリニックの院長先生の大蔵幹彦先生です。
冒頭の自己紹介で大蔵先生は、もともとは心臓外科医をやっており患者様の治療を常に考えていたと仰っておりパワフルな印象の先生でした。また、在宅医療に関わるようになったのは5~6年前からでまだまだ勉強中とも仰っておりましたが講演の内容はとても勉強になりました!
訪問医の現状について、様々な観点からお話してくださいましたがその中で「医療の原点は在宅診療」が印象的でした。
戦前の日本はそもそも病院自体が少ないため「自宅療養(+開業医往診)」が基本だったとのこと。
現在は病院の数も増え、戦後直後より保険制度も発足し今は介護保険なども充実、医療も発展し難病や癌などの治療法も開発されるようになっています。そのため病院では「病気を克服する」を大きな目的に医療を行うようになっています。
一方、在宅での医療では通院が困難になってきた虚弱な要介護高齢者や難病疾患、重症小児、障害者、精神疾患を呈する方などを対象に、生活の場に医療専門職が訪問して患者様・家族の意向をくんで望まれれば看取りまで支える「健康長寿へのサポート」が大きな目的になっています。
先進医療の発展があっても、患者様の多くは住み慣れた自宅での療養を希望しています。
しかし、実際には超少子高齢化の問題は医療の場にもあり要介護高齢者を支える介助者の不足や、医学を学び実践している若い医師としては在宅医療に従事する意義が不明確なこともあり在宅訪問医が少ないこと、24時間365日訪問による切れ目のないケアを実施していくにはなかなか厳しい現状もあります…
そこで重要になってくるのは、多職種(医師、看護師、ケアマネージャー、介護、療法士、薬剤師など)の連携です!!
昔は患者様を主に家族が支え自宅療養を行っていましたが、今は保険制度を利用し家族だけが患者様を支えるのではなくヘルパーや訪問看護ステーション、デイサービスを利用し支えていけます。
患者様の体調管理する医療職種と自宅療養を支える介護職種との連携もとても重要な事だと思います。
住み慣れた地域で安心して生活していけるように、どのように支援していくのか。
具体的にどのような連携が必要なのか。
改めて、考えさせていただきました。
今年は、介護報酬改定もありますね。
昨年とはいろいろな事が変わってくるとは思いますが、「住み慣れた自宅で安心して生活できるような地域づくりに貢献します」の理念に基づき利用者様や地域と関わっていきたいと思います!!